矩形の合成と式の簡単化 | |
矩形の合成と式の簡単化
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カルノ−図中に書き込まれた T の形は必ずしも矩形とは限りません.矩形でない場合は下のようにいくつかの矩形に分解する(ORで結ぶという意味)と,最初のカルノ−図に対応する簡単な積和形の論理式が得られます.以下においては簡単のために格子だけを書きます.
┌─┬─┐ ┌─┬─┐ ┌─┬─┐ │T │T │ │T │T │ │F │F │ ├─┼─┤ ├─┼─┤ ├─┼─┤ │F │F │ │F │F │ │F │F │ ├─┼─┤ = ├─┼─┤ or ├─┼─┤ │F │T │ │F │F │ │F │T │ ├─┼─┤ ├─┼─┤ ├─┼─┤ │T │T │ │T │T │ │F │T │ └─┴─┘ └─┴─┘ └─┴─┘従ってこれに対応して _ ? = B V ACという式が成り立ちます. つまり左のカルノ−図に対応する論理式は A and C or not B なのです.このようにT のある場所をなるべく大きな,そして数少ない矩形で(Tの重複は許す)囲めば,簡単な積和形が得られるのです. |