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矩形の合成と式の簡単化

目次

論理式の簡単化とカルノ−図

カルノ−図

カルノ−図続き

カルノ−図中の矩形

項と矩形

矩形の合成と式の簡単化

TEST

カルノ−図中に書き込まれた T の形は必ずしも矩形とは限りません.矩形でない場合は下のようにいくつかの矩形に分解する(ORで結ぶという意味)と,最初のカルノ−図に対応する簡単な積和形の論理式が得られます.以下においては簡単のために格子だけを書きます.
 
 ┌─┬─┐     ┌─┬─┐    ┌─┬─┐
  │T │T │       │T │T │     │F │F │
 ├─┼─┤    ├─┼─┤    ├─┼─┤
  │F │F │       │F │F │    │F │F │
 ├─┼─┤   =  ├─┼─┤  or ├─┼─┤
 │F │T │      │F │F │   │F │T │
 ├─┼─┤      ├─┼─┤   ├─┼─┤
 │T │T │      │T │T │   │F │T │
 └─┴─┘      └─┴─┘   └─┴─┘
従ってこれに対応して
                       _            
      ? =     B       V     AC
という式が成り立ちます. つまり左のカルノ−図に対応する論理式は

        A and C or not B

なのです.このようにT のある場所をなるべく大きな,そして数少ない矩形で(Tの重複は許す)囲めば,簡単な積和形が得られるのです.