論理式の簡単化とカルノ−図 | |
論理式の簡単化とカルノ−図
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真理値表から論理式を作る場合,一度主加法標準形の論理式が作れました.その後公式をうまく利用するとそれを簡単化できます. 例 not A and B and not C or A and B and not C を簡単化してみる. =(not A or A)and B and not C 分配則より = T and B and not C 排中律より = B and not C このようにある変数 X についてnot X と X が2つの項に含まれていて,そのほかの変数については同じ形であるとき,X を除いて2つの項をまとめてひとつにすることができるのです(上の例では A を除いた).この原理を繰り返し用いると更に複雑な式も簡単化できます. 例2 __ _ _ _ _ _ ABC V ABC V ABC V ABC = AB(C V C) V AB(C V C) _ _ _ = ABT V ABT = AB V AB = A(B V B) = A真理値表の代わりにカルノ−図というものを使うと例2のような場合の簡単化が容易になります.次にカルノ−図の説明をしましょう. |