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カルノ−図中の矩形

目次

論理式の簡単化とカルノ−図

カルノ−図

カルノ−図続き

カルノ−図中の矩形

項と矩形

矩形の合成と式の簡単化

TEST

                                _ _   _       _
論理変数が A,B,C の場合, ABC V ABC V ABC V ABC  の簡単化を考えてみましょう.
例2の場合のカルノ−図中で上の4つの項に対応するます目に真理値 T を書き込みその他は F 
を書き込みます. ここで対応するという意味は項 ABC は A=T B=T C=T のます目に対応し,
  _ _     
項 ABC は A=F B=T C=F に対応するということです(上に - がついていたらFを対応させる).
       C=F C=T
           ┌─┬─┐   左がその結果ですが, これはまさに上の論理式の
      A=F  B=F  │F │F │   真理値表になっています(ます目と行の違いはありま
           ├─┼─┤  すが).そして上の論理式は最初の説明のように簡単
      A=F  B=T  │T │T │  化できて, B になります.
           ├─┼─┤     T のあるます目が4つ矩形状に並んでいることに注意
      A=T  B=T │T │T │  してください. B という論理式はこの部分の矩形に
           ├─┼─┤  対応します.また A という(一変数だけの)論理式は
      A=T  B=F │F │F │  下半分の矩形に対応します. C という論理式は右半分
           └─┴─┘  の(細長い)4つのます目からなる矩形に対応します.
また not A は上半分の矩形に対応します.このように一変数だけの論理式は矩形に対応します.なおnot B は上2ますと下2ますに分裂しますが,一番上の行と一番下の行は隣合っているとみなし,これも矩形であるとします.左右も同様に考えます.