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論理式と演算順序

目次

命題論理とは

真理値とNOT

ANDとOR

XOR

IMP

EQV

論理式と演算順序

English

TEST

T と F を論理演算子で結ぶ式を色々紹介しましたが、それらの式を組み合わせるとより複雑な式ができます。例えば、

T OR (NOT F) EQV T IMP F IMP T XOR F AND F

この式もまた真か偽の真理値をもつのですが(つまり =T または =F になる)、その求め方があります。次のような順序で順に真理値を求めていけばよいのです。

() > NOT > AND > OR > XOR > IMP > EQV

つまり括弧の中は先に計算し、以下大小順で大きなものを先に計算し、同じ演算子が並んでいるときは左のものを先にします。上の式の計算順序は次のようになります。

T OR(NOT F)EQVT IMPF IMPT XORF AND F
(3)(1)(7)(5)(6)(4)(2)

演算を順に見ていきましょう。

(1) NOT F = T
(2) F AND F = F
(3) T OR T = T ここで2番目のTは計算1.の結果です
(4) T XOR F = T ここで2番目のFは計算2.の結果です
(5) T IMP F = F
(6) F IMP T = T ここで1番目のFは計算5.の結果です
(7) T EQV T = T ここで1番目のTは計算3.の結果で2番目のTは計算6.の結果です。

そして全体の式の値は7.の結果である T になるのです。すなわち

T OR(NOT F) EQV T IMP F IMP T XOR F AND F = T