4.7 存在記号


さらにいろいろなスケルトンがあります.存在記号を含んだ述語論理式 ex x st P[x] の証明のしかたですか,この場合 take というものを使います.

takeを使って,


 ex x st P[x]

proof

L:P[a];

take x=a;

then P[x] by L;

thus thesis;

end;

と書きます.P[x] を満たす x が存在することを証明するときに,P[a] が証明されたとします.すると take x=a として, 存在する x として, a を取ってくれば, L よる証明されたことになります.


4.7.1 considerの使い方

take と逆の言葉として consider があります.


(ex x st P[x]) implies for y st Q[y] holds R[y]

proof

assume ex x st P[x];

then consider a such that L:P[a]

......

......

let y such that Q[y];

......

......

thus R[y];

end;

と,なります.まず,assume します. assume ex x st P[x]; として,ここで consider を使って, then consider a such that L:P[a] ,とします.この場合も such that がきますから,ラベルがないといけません.そして,こうしておいて,次に for y st...... を言うために let y such that Q[y] として, thus Q[y] が言えればいいわけです.

consider とは,P[x] を満たすような x が存在するとき,その存在する x に,なにか固有名詞を与えるという意味です.だから存在する x をいま1つ話題にしましょうということです.ですから,x でなくてもかまいません.a でもいいです.

存在する a として,ここでは a が固有名詞のように使えるわけです.どこかに存在するとして使われているわけです.ですから consider は take の逆になります. take は固有名詞で何かにおけることに,存在記号をもって来ることに使います.


4.7.2 givenの使い方

それから,ちょっと変わったスケルトンがあります.


(ex x st P[x]) implies for y st Q[y] holds R[y]

proof

given x such that P[x];

......

......

let y

assume Q[y];

......

......

thus R[y];

end;

この中で2行目の given x such that P[x] ; の given は assume と consider を合わせた働きがあるわけです.

と覚えてください.こちらの方が簡単です.