ベンチャー起業論 

目次


第1章 わらしべ長者

第2章 わらしべ長者 その2

第3章 元手について

第4章 陥穽

第5章 法人化

第6章 ネットの利用

第7章 販売

第8章 ソフトウェア業


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ベンチャー起業論

    ベンチャー起業論

     著者: 中村 八束 2005.4

 新しい企業が起こされることは、個人にとっても、一国の経済においても、また世界経済においてもとても重要なことです。

 よく、「就職が無い」と嘆く声を聞きます。雇われたい人は多くても、雇う人は少ないのです。近年被雇用者の待遇改善が企業に求められるようになりました。しかしその動きが進めば進むほど、企業にとって人を雇うのが難しくなります。

 就職が無ければ、企業を自分で起こせばいいのに、と思います。しかし、企業経営の経験の無い若い人達に、いきなり起業しろ、といっても無理なことも分かります。

 本当は小学校から大学まで、若者が自立できるのに最も大切なこととして、起業の技術や考え方を最優先で教えるべきなのです。しかし先生方自身が起業の経験なんてないのですから、とても無理なのでしょう。

 また世界にはたくさんの国がありますが、貧しい国が圧倒的に多いのです。それらの国の経済を浮上させようとして、先進国の工場などを誘致しても、労賃が少し高くなるとそれらの工場は更に安い国を求めて出ていってしまいます。

 自国で産業を興しても同種の先進国での既に成熟した産業と競争できません。

 このような開発途上国においても、働き口が無いというのが最大の悩みですから、最優先課題は起業のための国民の教育なのです。

 これから起業してうまくゆくのは、隙間産業なのです。隙間産業というのは国際間の競争が起こりにくいのです。つまり国家間の厳しい競争を起こすことなく、世界中が豊かになる方法は、世界の人々の多くが起業することなのです。

 起業については手法が確立していないと思います。ここではその教育プログラムを新しい試みとして提供したい、と思います。

 著者は長年卒業生や社会人の起業を手伝ってきました。その経験をもとに起業の考え方についてエッセンスを伝えたい、と考えます。

 このプログラムでは、知識について皆さんを該博にするのが目的でありません。詳しい知識についてはインターネットで個々人が調べてください。大切なことは考え方なのです。

 それから小さな体験から実際に試みてみるのが大切です。

 自分で自分を雇えるような人が1人でも多く出現することを願います。