第5章 複素関数の微分
§4 正則性についての公式
 微分の公式を考えると
公式1  f(z)=c (cは複素数)のとき
  f(z) は正則で、f'(z)=0

公式2 f(z)=cz (c は複素数)のとき
  f(z) は正則で、f'(z)=

公式3 f(z)=cz のとき
  f(z) は正則で、f'(z)=cz 

公式4 f(z)=
 は複素数)は正則で、
  f'(z)=

公式5 メビウスの変換 f(z)= は cz+d0 のとき正則で
     f'(z)=
となる。

公式6 共役をとる変換 f(z)=z*' は正則でない。
 理由: A= なる行列によって
   z*'=zA
と書ける。しかし、この行列は正則の条件を満たさない。