不破 泰(ふわ やすし)


研究概要

主にコンピュータネットワークについて研究しており, 研究は3つの柱から成り立っています.

1つは,ネットワークを実際に設計・製作し,大学のキャンパスネットワークを構築する研究です.このネットワークはULVAN(S-net)と呼び,キャンパスの構成に適したリング型のネットワークです.構築は1984年に開始し,現在信州大学の3つのキャンパスに敷設して,400台以上のコンピュータを接続しています.

この分野に関する主な論文を次にあげます.

  1. 2重のリング構造から成るキャンパスネットワーク −S-netについて−, 電子情報通信学会論文誌, Vol.J71-B,No.12, pp.1672-1681(1989)
  2. Utilization of the Shinshu University Campus Network -S-net-, IEICE Trans on Communications, Vol.E74,No.9,pp.2756-2764(1991)

2つ目の柱は,ネットワークの高速化に適したプロトコルに関する研究です.このため,リング型ネットワークの各プロトコルの性能解析を行いました.そして,高速ネットワークの様々な条件下でこの解析結果を互いに比較し,各プロトコルの特性について議論し,最適なプロトコルを明らかにしました.

この分野に関する主な論文を次にあげます.

  1. レジスタ挿入方式を用いたスロットリングの性能解析, 電子情報通信学会論文誌, Vol.J73-B-I,No.11,pp.813-824(1990)
  2. レジスタ挿入型スロットリングにおけるスロットタイミングの高効率化とその性能解析,電子情報通信学会論文誌, Vol.J73-B-I,No.11,pp.813-824(1990)
  3. Register-Insertion Type Slotted Rings: A Performance Analysis, Proc. IEEE INFOCOM, pp.191-201(1991)
  4. 有限バッファを持つ高速リング型ネットワークの性能比較, 電子情報通信学会論文誌, Vol.J75-B-I,No.9,pp.575-586(1992)
  5. Performance Analysis of High-Speed Slotted Rings, Proc. IEEE Region 10 Conference, Tencon 92, pp.749-753(1992)
  6. Application of the Equilibrium Point Analysis to Ring Networks -Slotted Rings and Register Insertion Rings -, Proc. International Conference on Communication Technology (ICCT'94),pp.609-614(1994)
  7. 音声・データ統合ネットワーク環境におけるスロットリングの性能解析, 電子情報通信学会論文誌,VolJ78-B-I,No.1(1995)

3つ目の柱は,リング型ネットワークの高信頼性化に関する研究です.これに関しては,2つの提案を行っています.一つは,ネットワークに接続された各装置の異常を各装置内のCPUが早期に発見して自動的に復旧させる手法に関するものです.2つ目の提案は,CPU自体の異常を発見して復旧させるウォッチドッグタイマに関するものです.

この分野に関する主な論文を次にあげます.

  1. ウォッチドッグタイマの有効性に関する統計的考察,電子情報通信学会論文誌, Vol.J71-D,No.11, pp.2414-2423(1988)
  2. リング型ネットワークにおけるノードのハングアップ検出と復旧法について, 電子情報通信学会論文誌, Vol.J72-B-I,No.9,pp.730-740(1989)
E-mail : fuwa@cs.shinshu-u.ac.jp

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