7.4 Mizar の使い方

7.4.1 accommodate

 例えば EXAMPLE1.MIZというファイル名の article を作ったとします.このファイルは7.2 で作成した各自のディレクトリの TEXT というディレクトリに置きます.まず,accomdate (アコモデート,ファイルを集めて調整するの意)します.accommodate するには,コマンドプロンプトで ACCOM というコマンドを引数としてEXAMPLE1.MIZを指定して,

   ACCOM TEXT\EXAMPLE1.MIZ

とします.引数として指定するファイル(ここではEXAMPLE1.MIZ)はパスを含めて指定しなければなりません.accommodate では,環境部を読みこんで,その article で必要な,参照している article の定理,定義などを記号化したいくつかのファイルを作り,article の証明のチェックをする準備をします.ここでエラーが出ることもあります.例えば,環境部に abstract file のファイル名を誤って書いてしまった場合などです.
 accommodate は,毎回実行する必要はありませんが,環境部を変更したときは accommodate しなおさなければなりません.