4.7.1 consider の使い方
take と逆の言葉として consider があります.
(ex x st P[x]) implies for y st Q[y] holds R[y]
proof
assume ex x st P[x];
then consider a such that L:P[a]
······
······
let y such that Q[y];
······
······
thus R[y];
end;
となります.まず,assume します.assume ex x st P[x]; として,ここで consider
を使って then consider a such that L:P[a] とします.この場合も such that
がきますから,ラベルがないといけません.そして,こうしておいて,次に for
y st . . . . . . を言うために let y such that Q[y] として thus Q[y] が言えればいいわけです.
consider とは, P[x] を満たすような x が存在するとき,その存在する x
に,なにか固有名詞を与えるという意味です.だから存在する x をいま1つ話題にしましょうということです.ですから,x
でなくてもかまいません.a でもいいです.
存在する a として,ここでは a が固有名詞のように使えるわけです.どこかに存在するとして使われているわけです.ですから consider は take の逆になります.take は固有名詞で何かにおけることに,存在記号をもって来ることに使います.