4.6.5 that の後の注意

 that の使い方についていいますと,that の後には then を使うことができません.どうしてかというと,such that の後に2つ以上の文があるかもしれないと考えるからです.2つ以上の文がある場合は,直前の文というのがはっきりしません.ですから,

    assume that A and B:
    then C;



こういう書き方はできません.必ずラベルを使って,

    assume that L1:A and L2:B;
    C by L1,L2;



こういうふうに書かないといけません.あるいは,B だけ使うときは,

    C by L2;


これだけ書きます.引用が1つの場合にも then は使えません.then でなく by L2 と書かなければいけません.ですから that が来たらラベルが来なければこの文は使えません.that の後には必ずラベルが来ると考えられます.
 that をつけなければ then を使えます.ですから,最初の書き方,
assume P[x, y] & Q[x, y]の場合は,

   assume P[x,y] & Q[x,y];
   then ......



と使うことができます.that がなくて,1つの文しかないわけです.assume のときは then を使います.