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実際の画像による比較

元の画像(bmp) 385KB

jpeg画像(jpg) 6.22KB jpeg2000画像(jp2) 6.07KB
- ノイズ
JPEGでは圧縮率を高めると格子状のブロックノイズが発生してしまう。
しかしJPEG2000ではこのブロックノイズは発生しない。
これはJPEGとJPEG2000の圧縮方法の違いによるものである。
JPEGの圧縮方式は離散コサイン変換という方式により行われる。これは画像を小さなブロック(8*8ピクセル)に分割し圧縮する方式であるため、画像に格子状のノイズが発生してしまう。
JPEG2000ではウェーブレット変換という方式で行われる。これは画像をブロックに分割するのではなく画像全体に対して処理を行うため、画像に格子状のノイズは発生しない。
またノイズにはモスキートノイズがある。
JPEG圧縮の圧縮率を高くして、ファイル容量を小さくしたとき、高域成分を含んだ映像やエッジ部分に発生するノイズ。蚊の大群がエッジにまとわりついているように見えることからこう呼ばれている
- 可逆圧縮/非可逆圧縮
可逆圧縮・・・・もとのデータをまったく損失することがなく圧縮でき、完全に元のデータを復元することができる。
非可逆圧縮・・・多少のデータの損失を許容することで高い圧縮率を達成する方式。
プログラムや文字データは1ビットでも欠けるとまったく異なったものになってしまう。
しかし画像はデータに多少の欠損が生じても大きく品質を損なうことはないため、従来のJPEGでは非可逆圧縮で高い圧縮率を実現している。
JPEG2000では可逆圧縮/非可逆圧縮を自由に行うことができるので、完全に元画像を復元することができる。
- 「電子透かし」
画像データに、画質にはほとんど影響を与えずに特定の情報を埋め込む技術のこと。
紙幣に用いられている透かしの技術になぞらえて「電子透かし」と呼ばれる。
「透かし」データを埋め込まれた画像データは、一見すると元のデータと変わりないように見えるが、専用の電子透かし検出ソフトに読み込ませると、作者名やコピー回数などの埋め込まれた情報が表示される。
これにより、コピーやデータの改ざんなどを防ぐことができる。さらに、データの改ざんの事実だけでなく改ざんされた個所も具体的に特定できるようにすることも可能である。
不正コピー対策にも有効で、ユーザがファイルやクリップボードへ保存することも難しくなり、第3者が勝手に作者本人だと偽るようなことを防げる。
- スケーラビリティ
1ファイルから異なる解像度の画像を得ることができることを「スケーラビリティ」という。
美術館のホームページを例にあげると、一覧として並んだ小さな絵(サムネール)をクリックすると拡大画像が表示されるようになっているとする。
JPEG方式で画像を作成した場合は、サムネール用の画像と拡大画像の2種類が必要です。拡大画像をサムネール用に小さく表示する方法もありますが、このとき画像のデータ量は重いままなので小さくても表示に時間がかかってしまいます。
JPEG2000は1枚の画像データを置いておけば、ユーザーの求める解像度に応じて、小さなものから大きものまでランダムに表示することができ、それらすべてが高画質で表示できる。絵の任意の1部分だけ拡大して表示することもできるため、「与えられた画像データを見るだけ」という受け身の閲覧ではなく、「拡大して見る」「モノクロのものを見る」などユーザー側から希望を出すことができます。
- ROI処理
画像の特定領域の解像度/画質を優先して復号可能な機能。
これにより 、他より優先してデータを伝送することで、画像の早期理解が可能である。
医療の分野での応用も考えられており、患者の写真を患部だけをROI処理し、他の不必要な部分を非可逆圧縮することでデータを小さくし、伝送効率を上げるということも考えられている。
- 拡張子
JPEGの拡張子は「jpg」で統一されている。
しかし、JPEG2000の拡張子はたくさんある。
| j2k |
事実上の総合標準拡張子 |
| jp2 |
静止画の拡張子。JPEG企画委員会は静止画JPEG2000はこのファイルにすべきであると主張している |
| jpc |
JPEG2000のデータ |
| j2c |
JPEG2000のデータ |
| jpx |
静止画の拡張子で。jp2から機能強化されている |
| mj2 |
動画で音声も付加できる |
| jpm |
jpxから機能拡張したもので、レイヤ画像・復号圧縮が可能 |
| j3d |
3次元を扱うことができる |