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年越しそばは,江戸中期からの風習であろうとされ,江戸後期には地方によっては 欠かせない物であった.由来
現在,「そば」といえば穀物でもあり麺でもあり区別しにくいが,江戸時代には麺のそばは そば切りとよんだ.
- 鎌倉時代に中国から博多に来ていた貿易商が七百年ほど前に,年の瀬も越せない 貧しい人たちにそばがき餅をふるまったところ翌年からみな運が向いてきたので,大晦日に 運そばを食べるならわしが生じた.
- そば切りは細く長いので,長寿や身代が長く伸びるようにと食べた.
- そばは,新陳代謝をよくし体内を洗浄するので大晦日に食べて新年を迎える.
穀物のそばは中国の雲南省が発祥地と言われており,日本でも奈良時代には既に栽培されていた. 古くは粒食されていたようで,現在でも徳島県の山村には「そば米」があり,山形県には 「むきそば」がある.これらは殻がついたままのそばの実を塩水でゆでて,殻の口が開く頃に 取り出し,むしろの上でよく干してから脱穀したものである.
粉食されるようになってからは,そば掻,そば餅などとされ,そば切りが現れたのは慶長年間 (1596〜1615)のことである.